研究テーマがだいたい決まった

今月から大学院修士課程がはじまり、新しい研究室に所属した。所属してからはひたすら、この研究室で研究されていることについて勉強していたけど、最近の一週間で、自分の研究テーマが固まってきた。

細長い磁石の両端に温度差をつけると、その磁石の中に、目に見えない小さな磁石 (スピンという、目に見える磁石の磁力の源) の流れが発生するという現象が近年報告されている。この現象をスピン・ゼーベック効果というんだけど、それについて研究することになりそうだ。

とはいえ今は、まだまだ研究をするための準備の準備をしているところ。実験をするのに何が必要なのかを調べて、実験室のどこにそれがあるかを確認したり、実験装置の使い方を教えてもらったり、実験をするために必要な講習を受けたりといった、初歩の初歩の段階だ。この研究をするために何を準備しなければならないかを自分で考えねばならずなかなか大変だ。

けれど、修士一年からの参加ということで、学部四年から研究している人に比べて一年間も遅れをとっているわけだから、早く軌道に乗るように頑張らないと。