大学卒業

3月26日に卒業式があり、無事、大学を卒業できた。卒業式の後、朝まで飲み会があったり大学院の入学手続きをしにいったり風邪をひいたりとバタバタしていてブログを更新できず、卒業式もだいぶ前の話になってしまったが、せっかくだから何か書き留めておこうと思う。

諸事情により、僕は中学校と高校の卒業式に出ていない。中学受験をして中高一貫校に通っていたが、中学3年生の終盤で不登校になり、エスカレーター式で進学した高校はけっきょく中退してしまったからだ。だから、卒業式は小学校6年生以来、つまり10年以上ぶりになる。合唱や掛け声を何度も何度も練習させられた小学校の卒業式に比べると、大学の卒業式はあっという間に、あっけなく終わってしまったが、式典なんてものはこのくらい気楽な方がいい。小学校みたいにあんまり熱を入れてしまうと、卒業することではなく卒業式を成功させることが目的になってしまい、なんだかイマイチだ。

で、学業的には何事も無く無事に卒業できたわけだけども、果たして自分は大学4年間を人並みに有効活用できたのかなあ。4年間を振り返って、何か一つのことを、それ以外は何も考えずに必死にやり遂げることができたかというと、決してそうではない気がする。何かやり通さなければならないことがあっても、いつも別の何か余計なことを考えていた気がする。まあそれが、中学や高校とは違うところなのかもしれない。中学時代は、文化祭や音楽祭といったイベントを成功させるために、それだけをひたすらにやった覚えがある。まああれは、明らかに男子校ならではのテンションだった。なにか一つの目標、それ以外何も考えていなくても許されていたし、周りにもそういう奴は多かった。でも、男女が混じった環境では気が散ってしまってなかなかそうはいかないのだろう。

4月からは大学院の理工学研究科という「ほぼ全員男」な環境に身をおくことになるわけで、また何か、例えば修了研究なんかに没頭しようと思えばできるかもしれない。大学4年間を振り返って、ちょうど、自分は仕事人間になったほうがいいんじゃないかなと思っていたところだ。不器用なんだから、あんまり色んな事に手を出すと、悔しいけど痛い目を見るんだから。

ともあれ、高校のときに一度は線路から脱線した自分が無事に大学をストレートで卒業できたのだから、御の字だと思おう。そして願わくば、今後もなるべく御の字な人生を歩むことを目標に生きていこう。ただ、理想を高く設定しすぎる癖があるから、そこには気を付けないとね┐(´д`)┌